映画『クライマーズ・ハイ』をご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?
堤真一主演の1985年(昭和60年)に起きた“日航ジャンボ機墜落事故”を題材にした地方新聞社(映画では群馬の北関東新聞という名前)の話です。
簡単なあらすじ
見ていない方で、「気になっているけど、まだ見れていないんだよねー」という方がいらっしゃいましたら、ここの部分は飛ばしてください。
簡単にではあるんですが、少しだけ“ネタバレ”的なことも含まれるので・・・
舞台は、群馬県にある架空の新聞社「北関東新聞」。そこの記者・悠木(堤真一)は出世街道から外れ一匹狼として行動する遊軍記者。そんな悠木のもとに、“ジャンボが消えた”と臨時ニュースが飛び込む。乗客乗員524名を乗せた世紀の大事故を、悠木は新聞社のデスクとして事故と向き合い、そして自分の過去とも向き合う。
映画自体は、事故から数年後に主人公が、谷川岳を登りながら当時を回想するストーリー展開。
時間軸として3つがあります。
- 年老いた今の自分
- 事故当時の自分(新聞記者)
- 自分の生い立ち(幼少期の記憶)
この、3つ目の幼少期の記憶を思い出す時に流れる曲があるんです。
それがこれ↓↓↓
ナットキングコールのモナリザです。
この曲は1950年の曲です。1985年(事故当時)に40歳手前である悠木の幼い時の記憶なので30年程度前と考えると、自分が幼い時にラジオか何かで流れていた曲(要するに、記憶と共にある曲)という位置付けなんだと思います。
一つのシーンでしか流れないので、映画を見た方でも覚えて無い方も多いと思いますが、私はこの映画の中で使われ方として象徴的だと思っています。
ありますよね。記憶と共にある曲。自分にも・・・・・・・・・いや、無いかも💦
曲自体は・・・
曲自体は、多くの歌手がカバーをしており、ナットキングコールだけの歌というわけでは無いです。また、さまざまな舞台や映画で使われているので、何も「クライマーズ・ハイ」だけどうのこうのと言う訳では無いんですが、個人的に映画の中で効果的に使われていたので記憶に残っています。
所有しているレコードで、この「モナリザ」が収録されているのがこちらです↓↓↓
Nat ‘King’ Cole
unforgettable
1979年
おわりに
「クライマーズ・ハイ」は映画の他に、NHKのドラマ版として佐藤浩一主演でも放送されています。というか、自分の感覚ではクライマーズ・ハイ=映画ってイメージなので、どうしても映画先行で思ってしまうのでが、NHKのドラマは2005年、映画は2007年公開と映画の方が後なんです💦
でも、やはりこの悠木という一匹狼の新聞記者は堤真一なんだよな。少しばかり偏屈というか堅物というか、こういう少し変わった役をやらせると堤真一は天下一品なんですよね。容疑者Xの献身の数学者、ドラマやまとなでしこの主役、少し前テレビCMの「日野の2トン」のだったりとか笑
すごく好きな役者さんです。
レコード情報
Nat ‘King’ Cole – unforgettable
リリース:1979年
レーベル:CAPITOL
規格:12インチLP アルバム
mono 33RPM
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