火野正平さんがお亡くなりになりましたね。
最近の火野さんが出演されていた『鬼平犯科帳』見ていました。
“相模の彦十”役で松本幸四郎さん演じる平蔵の昔なじみを好演されていました。
大好きな鬼平犯科帳に出演されている役者さんが旅立たれたことは、とても悲しいことであります。
鬼平と言えば
そんな鬼平犯科帳ですが、私にとっては先代のテレビシリーズを全て見ていました。
主人公の長谷川平蔵を中村吉右衛門さん(今の松本幸四郎さんの叔父さんにあたる歌舞伎役者さんです)が、力強く、そして時には色っぽく・・・
まさに、『男が惚れる男』といった雰囲気で描かれていました。
だからこそ、相模の彦十や小房の粂八、大滝の五郎蔵といった盗賊たちも密偵として平蔵に仕えていたんだと思います。
鬼平犯科帳には多くの魅力があります。いわゆる勧善懲悪といった分かりやすい時代劇とは一線を画しており、人間の業なんかが上手く描かれていたりするのも魅力の一つです。
そういったストーリーを支えている魅力として、江戸の料理もあります。
原作の池波正太郎が自他共に認める食通であり、とにかく美味いものが好きということもあったんだと思います。
それをうまく江戸の風情に合わせて、“飲兵衛”の平蔵が酒の肴として多くのシーンを彩ってくれます。
もう一つの魅力と言えば・・・
テレビドラマ版鬼平のもう一つの魅力言えば、エンディングテーマだと思っております。
ファンの方の中には共感してくださる方もいらっしゃると思います。
時代劇のエンディングとしては、似ても似つかないラテンの曲です。
ただ、これがですねーーー
合うんですよ。信じられないほどに
なんとも哀愁の漂うギターの音色が
映像としては、江戸の街の四季が一緒に流れます。
(春の桜、夏の花火、秋のもみじ、冬は雪空の中での立ち食いそば)
まさに粋というやつです。
江戸の四季にラテンの曲がインスピレーションされている美しい映像です。
おわりに
そもそも、なんでラテンの曲がエンディングに使われたのかを少し調べて見ると
原作の池波正太郎がラテンが好きだったに由来しているみたいです。
ドラマ版として最初に放送されたのを見た主演の中村吉右衛門さんも
「あれはやられたねぇー」と語っていたみたいです。
そんなジプシーキングスのinspirationはこちらに収録されています。
Gipsy Kings
1987年
レコード情報
Gipsy Kings – Gipsy Kings
リリース:1987年
レーベル:P.E.M
規格:12インチLP アルバム
stereo 33RPM
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