金曜8時といえば何の時間ですか?
と言っても、80年代に限定すると「太陽にほえろ」「金八先生」「ワールドプロレスリング」・・・
81年生まれの私にとっては、上記の3番組はほぼ知りません💦
そんな人気の3番組の中で、「ワールドプロレスリング」のテーマ曲と言えば
ラプソディ
そう!チャゲ&飛鳥です。
数奇な運命?の曲
このラプソディですが、
元々は、光GENJIのデビュー曲として飛鳥が書き上げたものらしく、その時は「ダンス」というタイトルだったらしいです。
どのような経緯で、この「ダンス」がデビュー曲ではなくなったのかは分からないのですが、結果としては光GENJIのデビュー曲は「STAR LIGHT」な訳でして・・・
で、この曲は生みの親であるチャゲ&飛鳥の2人によって歌われることになります。
そして、前述しましたテレビ朝日系「ワールドプロレスリング」のテーマ曲として使われることになります。
使用期間は87年10月〜88年3月の半年間と短いですが、当時のプロレス人気を考えると、十分過ぎるほどのプロモーション。
88年5月に満を持してのシングル発売ということになります。
時系列で見ると・・・
・光GENJIのデビュー:87年8月(ここは結局ラプソディではないですが)
・『ワールドプロレスリング』テーマ曲:87年10月〜88年3月
・アルバム『RHAPSODY』発売:88年3月
・シングル発売:88年5月
最初、このプロレス番組のテーマ曲であったことを知った時は、「えっ!」と思いました。
あまりにも、イメージがかけ離れているから💦
ですが、当時の録画動画なんかを見てみると・・・(多分、探せばYouTubeとかにもあると思います)なんというか、そんなに変ではない。
これはこれでアリって思えてくるので不思議です。
はじめは「狂想曲」
そんなラプソディですが、アレンジで結構違いがあって面白いです。
ちょっとずつ曲名も違います。
・アルバム『RHAPSODY』:狂想曲→ ワールドプロレスリングのテーマ曲として使われてものです。
・シングル「ラプソディ」:上記アルバムの「狂想曲」からのリアレンジで、かなり違います。しかもこのバージョンはアルバム未収録
・アルバム『スーパーベストⅡ』:名前はラプソディとして収録されていますが、狂想曲のリミックスです。
そんなラプソディの初出しアルバムがこちらです。
チャゲ & 飛鳥
RHAPSODY
1988年
ロマンシングヤード/恋人はワイン色の人気シングルも入っております。
おわりに
光GENJIのファーストアルバム「光GENJI」ですが、A面の作曲が飛鳥で、B面の作曲がチャゲ及び二人の共作で構成されています。
収録曲の「RAINY GIRL(飛鳥作曲)」の曲中に出てくる『涙・BOY』は、チャゲの曲である「涙・BOY」とリンクをしており飛鳥からのアンサーソングとなっています。
また、同じく収録曲の「BAD BOY(チャゲ作曲)」は、チャゲ&飛鳥のシングル「恋人はワイン色」のカップリング曲である「あきらめのBlue Day」のメロディ同じ歌詞と編曲が違う作品です。(セルフカバーというわけではないです)
ここまでの蜜月であったチャゲ&飛鳥と光GENJI(というかジャニーズ)ですが、
ラプソディが「ダンス」として使われなかった理由が知りたいですね。
レコード情報
チャゲ&飛鳥 – RHAPSODY
リリース:1988年3月5日
レーベル:ポニーキャニオン
規格:12インチLP アルバム
stereo 33RPM
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