この前、仕事帰りにディスクユニオンお茶の水店に立ち寄った時に、珍しい?一枚を見つけて思わず購入してしまいました。
その一枚がこちら
ビートたけし
浅草キッド
1986年
ビートたけしの若い頃の一枚なんですが、表題曲の「浅草キッド」が自身の浅草時代の芸人としての走りだしの頃を歌った曲です。
決して歌が上手い!ってわけではないんですが、哀愁が漂う名曲です。
自身の体験を歌詞にしているからこそ響くものがありますよね。
歌詞そのものが懐かしの浅草
若い頃は金はないけど夢だけは大きく、本気で売れっ子芸人になることを思い語っていた。
そんな浅草の“煮込み”しかないくじら屋で・・・
捕鯨船っていう有名なお店で、たけしが売れない時代から通ったお店。
今でも営業をしており、多くの芸人や芸能人が通っており、今では観光地浅草にあって「地元の空気」を大事にしているお店です。
この「浅草キッド」を映像化した作品が
劇団ひとり監督作品の『浅草キッド』ですね。
これ今更ですが、めちゃくちゃオススメですよ!!
たけしの師匠である深見千三郎との出会いから、浅草を出て漫才で世に出ていく流れ、最後は師匠との別れといった本当にたけしの若い頃が描かれている作品です。
映画に関連する楽曲
映画のテーマ曲は桑田佳祐の「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」です。
これも題名は少しふざけていますが、聞くとすごくイイ曲です。
桑田らしさもあり、映画にもマッチしていて
また、作中でストリッパー役の門脇麦さんが唄う一曲があります。
ペトロ&カプリシャスの「ジョニィへの伝言」です。
こちらは、作品当時の流行曲といったことで登場します。
それぞれ、こちらのアルバムに収録されています。
桑田佳祐
ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し
2021年
ペドロ&カプリシャス
ベスト・セレクション
1982年
おわりに
今では日本を代表する映画監督「世界のキタノ」となったビートたけしですが、
若い時に、厳しくも温かい師匠との出会いを描いた作品です。
映画の中で、師匠である深見千三郎が「芸人だったらいつでもボケろ!」ということをたけしに言っています。
そうやって芸の道を教わってきたたけしが、タバコの火が原因で亡くなった師匠の葬儀で
「死んだら誰かが焼いてくれるっていうのに、自分で焼くことねぇだろ」
ということを言います。
亡くなった時にもボケることを忘れない弟子。
昭和の良き時代の師弟関係がわかる内容です。
レコード情報①
ビートたけし – 浅草キッド
リリース:1986年
レーベル:Victor
規格:12インチLP
stereo 33RPM
レコード情報②
桑田佳祐 – ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き Feat. 梅干し
リリース:2021年
レーベル:タイシタレーベル
規格:12インチLP ミニアルバム
stereo 33RPM
レコード情報③
ペトロ&カプリシャス – ベスト・セレクション
リリース:1982年
レーベル:Atlantic
規格:12インチLP
stereo 33RPM
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