3月も中盤から終わりに差し掛かってきて“卒業”時期になった頃ですが、
この時期になると、やっぱり思い出す曲というと・・・

尾崎豊
卒業
1985年
ザ・尾崎って感じの曲
尾崎豊4枚目のシングルですが、
内容は「尾崎の尾崎たる所以」みたいな一曲です。
尾崎豊って綺麗に取り繕うともせず、ただただストレートに芯を食った(ようするに嘘偽りのない)歌詞なんですよね。
これがなんというか反抗する10代の象徴のようになっているから、今聞いても古臭さを感じないんだと。
だって、
窓ガラスを壊してまわらないでしょ
ふつーは
天才にはこう感じるんだな
この曲の中で、やっぱり尾崎って天才なんだろうなーって思うのが
仕組まれた自由に 誰も気づかずに
あがいた日々も 終わる
この支配からの 卒業
闘いからの 卒業
この曲の最後の一節です。
学校のことを『仕組まれた自由』って表現しているんですよね。
社会に出て20年以上が経って、あの頃何も考えずにただただ学校や部活、友達との時間を楽しんでいた自分でも、今にして思えば「仕組まれた自由」だったんだなーって感じるんですよね。
そりゃー屋上でタバコを吸って排水管を詰まらせたりとか、それなりにやんちゃな同級生たちはいましたが、
もしかしたら、それさえも先生たちが描いた画の中だったのかもしれないですね。
終わりに
これを書いているのは3月中旬。
あと1ヶ月もすれば、そんな尾崎の命日(4月25日)です。
あまりにも短い
トップスピードのバイクで駆け抜けて行ってしまったかのような・・・
たまに思うことがあります。
もし、尾崎が死なぬず今でも活動をしていたら、
「どんなになっていたのだろうか」と
今でも心に響く曲を提供し続けているのかもしれない。
いや、もしかしたら作り手になって、良い楽曲をアーティストに提供しているのかもしれない
はたまた・・・
これ以上、想像するのはやめます。
こんな考えても答えのないことから“卒業”しないとですね。
レコード情報
尾崎 豊 – 卒業
リリース:1985年
レーベル:CBSソニー
規格:12インチ シングル
stereo 45RPM
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